女優分析ブログ

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【新垣結衣②】ガッキーのヒット作を振り返る

ガッキーのヒット作を振り返ろう 

前回は「ガッキーがなぜ日本を代表するトップ女優になったのか」という疑問から、ガッキーの「デビュー」「事務所」「演技力」を、同世代の女優と比較しました。

 

ガッキーのデビューは、上戸彩のデビュー「国民的女優美少女コンテスト」のような著名なコンテストではなくティーン雑誌でした。

 

 

また事務所もホリプロやスターダストといった超有名事務所ではなく、レプロエンタテイメント。決して強くありません。

 

そして演技力だけで、ここまでのトップ女優になった訳でもないようです。これらからガッキーは、同世代のトップ女優たちとは一風変わっていると言えそうです。

 

 

今回はガッキーのブレイクに迫るべく、ヒット作を振り返っていこうと思います!

 

okuranatto.hatenablog.com

 

 目次 

 

ガッキーのヒット作をさかのぼる

ガッキーは何をきっかけに、みんなが知るトップ女優になったのでしょうか?

 

今回の中編ではガッキーのヒット作と、オリコンが実施している女優ランキングを挙げながら、知名度が爆発したポイントを探っていきたいと思います!

 

(別記事にガッキーの全歴史をまとめた表を作成したので興味のある方は参考までに⇩)

ガッキー年表 - おくらなっとうの女優分析ブログ

 
 

『逃げるは恥だが役に立つ』(2016)

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エンディングで踊る恋ダンスが話題になりました。ダンスをするガッキー目当てに、このドラマを見ていた人も多いでしょう。

 

最終回では視聴率20%を超え、その年のヒットドラマに。

 

 

契約結婚を切り口に恋愛模様を描きつつ、働く女性の結婚やLGBTの問題も取り入れた社会派ラブコメディというストーリーでした。

 

 

あらすじ
35歳童貞のITエンジニア津崎平匡(星野源)の元で、家事代行サービスとして働きながらニセの結婚生活を送ることになったことみくり(新垣結衣)の2人が織りなす恋愛コメディー。

 

このときは誰もが知るトップ女優。ということはブレイクポイントはこれよりもずっと前です。

 


実際に当時すでにガッキーは、恋人にしたい女性有名人ランキング2位に入っていました。

 

 

 

『リーガルハイ』(2012)

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とにかく堺雅人がすごいドラマ。彼の膨大なセリフを、早口でまくしたてる様は圧巻です。

 

人気を集め翌年に、2期が放送されました。ガッキー演じる黛真知子はガニ股で怪力、音痴の3拍子。

 

 

清純派のイメージが強いガッキーでしたが、コミカルな演技もできると認知される作品になりました。

 

 

あらすじ
古美門研介(堺雅人)が黛真知子(新垣結衣)に助けられたり、邪魔されたりしながらも、裁判ではなんだかんだ勝つという法廷ドラマ。

 
この頃すでにガッキーは、ドラマ映画共に単独主演を経験済み。紛れもなく事務所の看板女優です。

 

 

実際に当時はすでに、恋人にしたい女性有名人ランキング2位に入っていました。

 

 

 

『コードブルー ドクターヘリ緊急救命』(2008)

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人気絶頂、最強のルックスを持つ山Pの共演女優として出演した、ガッキー初の医療ドラマ。

 

大人気ドラマとなり2年後に2nd season、9年後に3rd season、10年後に映画化された、ガッキーを語る上で欠かせない作品です。

 

 

あらすじ
顔面偏差値の高すぎる大学病院が舞台で、毎話豪華俳優女優たちがヘリコプターに乗って人の命を助けるドラマ。

 

ガッキーは戸田恵梨香を抑えて山Pの次に目立つ役柄として出演しました。ということはすでにこの時点で認知度のある女優になっています。

 

 

実際に当時はすでに恋人にしたい女性有名人ランキング4位入っています。

 

 

 

『恋空』(2007)

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この『恋空』はケータイ小説が原作です。原作はケータイ小説の中でも最大のヒット作、連載されていたサイトでは1200万人の読者を獲得しました。

 

映画される一年前に『恋空-切ナイ恋物語-〈上・下〉』として書籍化もされ、発行部数は上下巻合わせて200万部以上を記録したのです。

 

 

あらすじ

主人公田原美嘉(新垣結衣)は高校一年生のときに、レイプ、妊娠、中絶にあい最後には恋人をガンで亡くしてしまうという悲しい恋愛映画。

 

映画は観客動員数約314万人、興行収入39億円の大ヒットを記録しました。その記録は2007年の邦画ランキング6位に入っています。

 

 

恋愛映画(邦画)では、その年のNo.1です。なんとアンフェアやドラえもんよりも、上位にランクインしました。

<参考サイト>

2007年(平成19年)映画(邦画)興行成績ランキング | 年代流行

 

 

ガッキーの映画主演2作目にしてのヒット作。この頃はまだ、ドラマでの単独主演は未経験でした。

 

ということはこの作品はガッキーの人気を上昇させた、最初のターニングポイントと言えるのではないでしょうか。

 

 

実際に当時は、恋人にしたい女性有名人ランキング1位に入っています。

 

 

 

 マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(2006)

 

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TOKIO長瀬智也がとにかく面白いドラマ。27歳の長瀬智也が高校生活を送るという設定なのですが、周りと比べて明らかに老けています。

 

その違和感がクセになるドラマです。最終回は視聴率23.2%で、その数字はその年のドラマ視聴率第3位を記録しました。

 

 

ガッキーのドラマ出演4作目にして、初めてヒロイン枠として出ています。

 

 

あらすじ
ヤクザの次期組長榊真喜男(長瀬智也)が実年齢(27歳)とヤクザであることを隠しながら、高校で青春を送る物語。

 


初めてのヒロイン枠出演とはいえ、まだ一回目。

 

知名度が広まったのはうなずけますが、ガッキーがこの時点でブレイクしていたと判断するのは少し時期が早いでしょう。

 

 

ということはブレイクポイントはこの作品以降になるはずです。

当時はオリコン実施の好きな女優ランキングで、ガッキーはTOP10入りせず。
(06年は恋人にしたい女性有名人ランキングがなかったので違うランキングを…)

 

 

 

『恋空』でガッキーの知名度が上がったのでは?

ガッキーの主要ヒット作を5作品挙げました。ではガッキーのターニングポイントは、一体どこにあるのでしょうか?

 

『マイ☆ボスマイ☆ヒーロー』時はそこそこ認知度はあるが、まだまだ若手女優だったと思われます。

 

 

まだ人気がピークに達していないということは、好きな女優ランキングTOP10外であったということからも想像がつきます。

 

一方そのたった一年後『恋空』では、いきなり恋人にしたい女性有名人ランキングで1位にランクインしました。

 

 

この作品が知名度を、爆発的に上げるきっかけであったと言えそうです。

 

しかしここでまた一つ違和感が生じます。

 


みなさんはガッキーといえばすぐに『恋空』と思い浮かぶでしょうか?

 

『恋空』に出てるのは何となく思い出せるけれど、この作品が深く印象に残っているわけではないという人が多数であると思います。

 

 

要するにこの『恋空』のヒットだけが、ガッキーの人気を持続させたと言うには違和感が残ります。

 

ここでまたガッキーのヒット作に戻ると、『恋空』の翌年に大ヒット作『コードブルー』に出演しています。

 

 

ガッキーと聞けば、恋空よりコードブルーを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

 

つまり『コードブルー』に出たことによってガッキーは、人気が持続しトップ女優に登りつめたのだと考えられます。

 

ここから推測するにガッキーは、『マイ☆ボスマイ☆ヒーロー』で知名度を広め、『恋空』で蓄えてきた人気を爆発させ、『コードブルー』でその人気を持続させたと言えそうです。

 

3作品がガッキーの知名度を上げた

ガッキーのブレイクには、この3作品が不可欠だったと分かりました。比較的短い期間に、ヒット作に出演できたガッキーの引きの強さも感じます。

 

次回の【新垣結衣③】では、ブレイクの鍵となった3作品をもっと詳しく掘り下げていきます。